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痛風とはどんな病気なのか?

2019年07月12日
お腹が痛い女性

痛風とは血液中で過剰になった尿酸が関節内部で結晶化し、激しい関節炎を引きおこす病気です。
短時間で痛風発作が起こるわけではなく、血液中の尿酸値が高い状態が長期間継続することが前提となっています。
これは高尿酸血症という病気ですが、これといった自覚症状もなく定期健診の血液検査で異常値を指摘されて発見される場合も多いわけですが、無症状であるため、積極的な治療が行われないまま放置されることは珍しくないのです。
その結果、ある日突然激烈な痛みの発作に襲われることになります。
間接ならどこにでも発症する可能性はありますが、一番多いのでは足の親指にある関節です。
痛みは非常に強く耐え難いほどですが、放置しておいても1週間から10日ほど経過すると症状は治まります。

痛風発作の名前に表象されるように一度、発作がおさまると日常的には普段と同じ生活をおくれるようになります。
しかし適切な治療を行なわない限り、多くの場合1年以内に再度、発作に見舞われることになるのです。
やがて痛風発作の間隔も狭くなり、繰り返すうちに足の指の関節以外にも足首や膝など別の関節にも炎症が見られるようになります。
この程度に痛風が進行すると結晶化した尿酸が関節やその周辺にコブやしこりを作るようになり(痛風結節)、腎臓の機能が低下するなどの合併症が見られるようになります。
とりわけ痛風を繰り返す人は尿路系結石の発症リスクが高いことが知られているのです。

また痛風の発症リスクには性別が大きく関係しており、患者のほとんどは20代以上の男性とされています。
この因果関係は明らかになっており、女性では尿酸値が男性に比べると優位に低いからです。
また年齢的にも中高年に限らず、20歳代の患者も珍しくありません。
捻挫が長引いているとおもっていたら、実は痛風だったと言うこともあります。
尿酸値は遺伝的素因も大きいので、身内に痛風患者のある20代以上の成人男性では、誰でも発症リスクを抱えていると考えるべきでしょう。

痛風の原因とその治療法

痛風の原因にあるのは高尿酸血漿、つまり過剰な尿酸が深く関係しています。
ところで痛風と聞いて「プリン体」と言う物質の名前を良く耳にします。
プリン体とは尿酸の原料になるもので、元来体内に存在しているものですが、食事からも20%程度摂取しています。
このプリン体の老廃物が尿酸と言うわけです。
過剰な尿酸が関節内部で結晶化します。
すると体内の免疫細胞が異物と認識し、排除するべく激しい炎症を生じさせます。
その結果、痛風発作の発症になるのです。

このプリン体の老廃物が血液中で過剰になるので、プリン体を多く含む食事を控えることが必要と言えます。
肉類や魚介類の肝などに多く含まれますが、とりすぎを控えるための1日の目安は400mgとされています。
このように痛風ではプリン体の過剰摂取を控えることが必要ですが、治療は薬物療法が中心になります。
治療は炎症による関節炎のケアと、その基礎疾患の高尿酸血漿との2本柱で行います。
痛風発作による関節炎には、非ステロイド系鎮痛剤を使用して炎症が沈静化したら服用を中止します。
腎機能障害や胃潰瘍などで非ステロイド系鎮痛剤を使えない場合、ステロイドホルモン剤の投与が行なわれることもあります。

高尿酸血症については、尿酸の排泄を促進するものと、生成自体を抑制する作用を持つものの2種類が使用されます。
これは体質的に尿酸の排出する機能が弱い場合と、体質的に尿酸値が高い場合の2つの事例が想定さるからです。
治療の目標は1デシリットルあたり6.0mgを目指します。

ところで痛風発作時に尿酸降下薬を使用すると、炎症が悪化する場合があります。
こえは体内の尿酸値が減少することで関節から血液中に溶け出すため炎症が悪化するためとかんがえられているのです。
そこで尿酸降下薬は痛風が消失して2週間後位から、投与を開始することになります。

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