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痛風の痛みにボルタレンを利用

2019年08月29日
ソファでお腹を抑える女性

足の親指の付け根などが赤く腫れて激しく痛む痛風の発作は夜間の睡眠時に起こりやすいこともあって、とっさの対処は痛み止めの服用に頼るしかありません。
痛風の痛みは人によっては刃物で刺すよりも痛く、骨折のほうが我慢できるほどとまで形容され、効き目が穏やかな痛み止めでは治まらないレベルと言われます。
そのため重宝されているのが数ある解熱鎮痛剤の中でも最も効き目が強いとされるボルタレンです。
痛風の激痛緩和にボルタレンが良いとされるのは痛み止めとしての効果が高いという以外に、非ステロイド性消炎鎮痛剤という系統に属する解熱鎮痛剤だからという理由もあります。

ボルタレンが属している非ステロイド性消炎鎮痛剤は英語表記の頭文字をとってNSAIDsとも略され、炎症や痛みの原因となるプロスタグランジンを生成する酵素の働きを阻害して消炎鎮痛作用をもたらす薬です。
ボルタレンの有効成分ジクロフェナクナトリウムもその作用で効果を発揮しますが、痛風の発作に用いられる痛み止めは基本的に非ステロイド性消炎鎮痛剤グループの薬とされています。
同じ痛み止めでもアスピリン系の解熱鎮痛剤は痛風発作の痛みを増幅させる恐れがあることから、非ステロイド性消炎鎮痛剤系が使われ、その中でも激痛緩和に特に有効性が高いボルタレンが選ばれやすくなっています。

ボルタレンは優れた消炎鎮痛効果を持っていますが炎症や痛みの原因となる病気そのものを治す治療薬ではなく対症療法の薬です。
痛風もボルタレンで治せるわけではありませんが、痛風治療のための尿酸値を下げる薬は発作が起こっている最中には尿酸値を急変動させて症状を悪化させる恐れがあることから使えないため、激痛の最中はボルタレンのような痛み止めによって発作に伴う炎症や痛みを抑えることこそが最適な治療になります。
痛みは精神的に多大なストレスとなり、その悪影響によって体調を崩すこともあるため、過度の痛みは我慢せずに鎮痛剤の助けを借りるほうが、日常生活を送る上での痛風による支障を取り除くことにもなります。

ボルタレンの副作用と使用方法

夜中に突然起こることが多い痛風発作の激痛を緩和することにも役立つボルタレンは、有効成分ジクロフェナクナトリウムの効能によって炎症や痛みの原因物質プロスタグランジンの生成を抑制して効果的に消炎鎮痛作用をもたらします。
非ステロイド性消炎鎮痛剤系統の薬の中で、ボルタレンの解熱鎮痛効果はトップクラスとされています。
しかし、胃痛などの副作用が出やすいこともあって使用方法には細心の注意を払うべき薬でもあります。

ボルタレンの有効成分ジクロフェナクナトリウムは非ステロイド性消炎鎮痛剤の中でもプロスタグランジンの生成を抑える効果が特に強く、同じ系統の痛み止めよりも胃粘膜保護作用を弱めてしまうため副作用が出やすくなっています。
プロスタグランジンは炎症や痛みの原因になるほか胃粘膜保護にかかわる働きも担っていることから、プロスタグランジンを生成する酵素を強力にブロックするボルタレンは胃粘膜保護力低下を招いてしまいます。
そのため処方の際には胃粘膜保護剤が一緒に出されることが多く、長期間の服用によって重篤な副作用も出やすくなることから、強い痛みが治まったら服用をやめることが使用方法で大事なポイントになります。

ボルタレンは市販の飲み薬は販売されておらず、基本的に処方薬のみですが現在では個人輸入代行の通販ショップで海外医薬品としてのボルタレン・ジェネリックなどを手軽に購入できるようになっています。
痛風をはじめ腰痛や関節痛の緩和のために通販を利用する人も増えていますが、ボルタレンの服用に関しては手軽に飲んでそれを長期間続けるというのは非常に危険です。
長期服用によって胃かいようや腎機能・肝機能の低下など重篤な副作用を発症するリスクが高まることを肝に銘じておく必要があります。

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