知っておきたい、偏頭痛の症状
2019年10月29日偏頭痛とは、血管が拡張することでズキズキとした痛みが片側の頭にだけ生じる頭痛です。
主にこめかみから目の辺りが痛むことが多く、痛みの発作は4時間から数日間は続くといわれています。
片側に現れることが多いですが、そのときによって両側から痛む場合もあります。
痛みが起きると、光や音、においなどの刺激に敏感になるのが特徴です。
この偏頭痛は女性ホルモンと関連があるといわれており、女性に多い症状だといいます。
20代から40代女性に起こりやすい頭痛だということです。
偏頭痛の症状で多いのが、発作的にひどい頭痛が現れたかと思ったら、数時間から2、3日持続して痛み続けるというものです。
典型的な片頭痛が起こる際ときの特徴には、頭痛に先立ち、目がチカチカしたり光が細く見えたりといった症状を伴うことがあります。
その後、片側あるいは両側にズキンズキンとした激しい痛みの症状が現れ、吐き気を伴う人もいるといいます。
ほかにも、頭痛の最中に体を動かすなど頭の位置を変えると行動を起こすと痛みが悪化する、という症状があるのですが、これは片頭痛特有の症状です。
典型的な片頭痛以外にも、前ぶれなく頭全体が痛む普通型片頭痛という種類もあります。
偏頭痛が起こる予兆として、胃が気持ち悪く感じたり、空腹を感じるようになる、眠気がひどかったり、顔や身体がむくむといった症状があるということです。
前兆にはキラキラした光が見えたり、ものを見てもだぶって見えてわかりにくくなる、というものもあります。
偏頭痛を放置しておくと、脳に悪影響があるという話を耳にしたことがある人もいます。
吐き気や発熱を伴う場合もあるので心配になる人もいるかもしれません。
偏頭痛が起こるのは予兆や前兆を感じていても、いつ起こるのかがわからないので薬を服用するのも難しいといえます。
色々な病気の症状のひとつである可能性もあるので、もし気になるという場合は早めに医師に診察してもらうといいでしょう。
偏頭痛の原因と対処方法
偏頭痛の原因は明らかにされていません。
しかし、完全主義な人や努力家な人、神経質な人がなりやすいといわれています。
リラックスする時間を持っていても、なかなか気持ちが休まらない人に現れやすいといえます。
また、体質やストレス、過労のほかにも、チーズやワインなど特定の食べ物の摂取しすぎ、薬の影響などが原因になっている場合もあります。
偏頭痛の対処法には、規則正しい生活を心がけることやストレス解消を心がけるといいでしょう。
もし偏頭痛が起きてしまったら、部屋を暗くして寝たり、痛みを感じる部分にアイスパックや氷を当てて冷やすというのも効果的です。
頭痛には一次性と二次性というものがあるのですが、偏頭痛は一次性の頭痛です。
一次性頭痛とは頭痛もちの頭痛のことで、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛の3つがこれにあたります。
二次性頭痛は原因のある頭痛のことです。
この二次性頭痛の対処法は、その原因によって違います。
二次性頭痛の原因で心配な原因が、突然襲うくも膜下出血です。
もし偏頭痛持ちの人でも、今までにない頭痛を感じたら、すぐに医師に相談しましょう。
突然の頭痛の場合でも、すぐに脳神経外科や神経内科に受診することです。
くも膜下出血だとすぐに手術を受けることでリハビリすれば、普通の生活をおくれるようになります。
偏頭痛は放置しておいてはいけません。
あまりにひどいものだと、発熱を伴ったり、吐き気を感じるなどの症状以外にも、生活に悪影響を与える可能性もあるのです。
偏頭痛は年齢によっても症状が変わっていくといわれています。
そのため、同じ偏頭痛でもその人によって症状に違いがあります。
症状が違うということは対処法も変わるので、そのときに応じてきちんと対処しましょう。