脂質異常症の検査方法

2019年11月26日

脂質異常症か知るための検査は、クリニックや健康診断で行われる血液検査で調べることが可能です。
血液検査で正確に知るためには、空腹であることが必要になります。
検査の前日は夜9時以降に水以外のものを食べたり飲んだりしないように注意を受けるのは空腹にするためです。
最後の食事から12時間は経過しないと、きちんとした空腹といえる状態ではありません。
どうしても夜遅くに食事をとる人は、その分時間を空けて血液検査を受けて脂質異常症か調べてもらう必要があります。
昔は血液検査で総コレステロール値を基準とし高脂血症かどうかを調べましたが、脂質異常症ではLDLコレステロールとHDLコレステロール、中性脂肪の3つを調べてどれか一つでも標準値を超す異常が現れれば脂質異常症とされます。

LDLコレステロールは悪玉コレステロールのことで、HDLコレステロールは善玉コレステロール、中性脂肪は主にトリグリセリドのことです。
中性脂肪のトリグリセリドはすぐに食事の影響を受けてしまうため、つまみ食い程度でも反応が出てしまうことがあります。
検査があることを忘れて食事をしてしまい、その日にしか血液検査を受ける時間が取れないという場合は、食事をした時間と食べたものについて看護師に伝えます。
血液検査の結果と食事の消化や吸収率を計算して、正確ではありませんが結果を出すことが可能です。
また食後高脂血症を調べることでも、中性脂肪増加かHDLコレステロール低下などから脂質異常症か判断することはできます。

高血圧の薬を飲んでいる人は、ほとんどの場合飲んで検査を受けても問題がありません。
糖尿病の薬の場合は結果に影響が出ることがあるので、服用しないことが多いですが重度によって違ってくるため医師に確認しましょう。
検査の数日前から健康的な食事に切り替えても、すぐに血液検査の結果が良好になることはあまりありません。
結果内容を変えるには、2週間から1か月は食事の内容に気を付ける必要があるでしょう。

知っていますか?脂質異常症という病気

生活習慣病の中でも脂質異常症は、ほかの病気の原因になるため注意しなければなりません。
LDLコレステロールが血管の壁に付着し血流を滞らせると血栓ができやすくなりますし、高血圧につながる可能性があります。
動脈の壁にコレステロールが付着し厚く硬くなってしまうことも同様で、脳や心臓の疾患に注意しなければなりません。
皮下脂肪や内臓脂肪を増やすだけでなく、肝臓にも脂肪を蓄えて機能を低下させてしまうことがあります。
状態がひどくなれば心臓の周りにも脂肪がついて、毒素が入ってしまうような状態を作ってしまうため早急に改善させなければなりません。

日本人が脂質異常症になりやすいのは、もともと脂質をためやすい人種でもありますが、昔より野菜を食べなくなって不足していることが問題です。
食事のときにしっかりと野菜を食べて食物繊維を取り入れていれば糖の吸収阻害に役立ち、脂肪が付きにくくなります。
生活習慣病にならないためには、食後に高血糖にならないようにする必要があります。

糖の吸収を穏やかにしてくれる食物繊維は、腸内細菌を増やすためにも欠かせません。
腸内細菌のバランスが取れていると血糖値が下がりやすい体質にすることができて、中でも水溶性食物繊維が腸内細菌のエサとして適しています。
水溶性食物繊維は根菜類に多く含まれていて、ゴボウや玉ねぎなどは食べるようにしましょう。
根菜類は太るといった誤った情報から日本人は葉物野菜を多くとり、根菜類が不足しがちです。
ジャガイモのような糖が多いものを食べ過ぎなければ問題がなく、通常の食事の量であれば糖の急激な吸収阻害に役立ち、無駄な脂質を蓄えずに済みます。

食事内容の改善と1日30分程度の有酸素運動を続けることで、脂質異常症という病気は改善させることができて、年齢に関係なく血液検査の結果が正常な範囲内に戻るように目指すことが可能です。

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